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強迫性障害だった私が見ていた世界② 中学3年生~高校1年生・発症

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強迫性障害の発症

中学3年生の頃です。
きっかけはちょっとしたことでした。
友だちが食事前など
こまめに手を洗っているのを見て、
「私もこまめに洗った方がいいのかな」と
ふと思ったんです。

それからしばらくして症状が出始めました。
手洗いをやめられなくなったんです。

周りの人に「大丈夫」「手洗いのしすぎは逆に良くないよ」と言われ、頭では分かっていたと思います。
それでも、手の汚れや菌が落ちていないような気がするんです。
だんだん何で手を洗っているのかも分からなくなってきます。
それでもやめられません。

苦しいです。
頭ではわかっている、おかしいと思っているのに、やめられない。
もうやりたくないのに、やってしまう。
とても辛い。苦しい。悲しい。
気持ちはドン底でした。

症状はそれだけではありませんでした。
汚れが取れていないような気がして、
トイレットペーパーを大量に使ってしまい、
トイレが詰まったり
朝お風呂に入ると、
家を出なければいけないギリギリの時間まで
出てこれなかったりもしました。

その後、高校1年生の秋頃
人生で初めてメンタルクリニックに行き、
強迫性障害と診断されました。

強迫性障害の感覚

こびりついた不安が頭から離れず、
手洗いをやめようとすると
「これでやめていいのか」
「まだ汚れが取れていないぞ」
頭の中で声が聞こえるような感覚です。

声を発しているのは、
「完璧主義で、
 ネガティブな出来事を過度に恐れる自分」

といったところでしょうか。
その声を無視することはできなくて
やめようとしても再び手洗いをしてしまいます。

症状がひどいときは、その声がより強く、
ずっと続きます。

とにかく不安、心配でたまらない、
自分で自分をコントロールできない、
そんな感じです。


今回は、強迫性障害がどのような感覚の病なのか
実体験をもとにお伝えしました。
この病気のことを理解していただく
一助になりましたら幸いです。

ここまでお読みいただき、
ありがとうございました。

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この記事を書いた人

生まれ・育ち・住まいも長野県|noteとInstagramでグルメに関することを幅広く発信|カフェ巡りが趣味|特に甘いものには目がありません|お店の雰囲気や空間そのものの魅力についても紹介|本ブログでは自分自身のことや自分の興味関心について書いています

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